「防災シェルターに何を求めるのか。」

このテーマを考えることが、防災シェルターを設置するにあたり、自分にとっての適正金額が決まってくると言っても過言ではありません。

この考え方の例を挙げますと、500mlのミネラルウォーター1本が〇〇円だと高いと思う人もいれば、妥当と思う人もいる、というものです。
また、喉の渇きを潤すのに、自分なら水にいくらまでなら出せるか、という考え方もあるでしょう。

防災シェルターには、1~2人用の小型のものから10人以上は入れるような大型のものもあります。
そして、各々のタイプの金額には、相場というものがあり、それが高いと思うか安いと思うか。

相場的な金額だけをみて設置するには、“高い買い物だ“ということにもなり兼ねません。

この記事では、「あなたにとって、防災シェルターがどのくらいの金額が適正なのか」ということを考えてみることにしましょう。

適正金額を考える前に、まずどんなシェルターがあるのか。

防災シェルターには、いくつかの種類があるわけですが、その種類といっても色々な分け方があります。

例に挙げますと、
・地下型シェルター
・屋内設置型シェルター
・屋外設置型シェルター
これらの分け方は、設置する場所を基準にしたものです。

また、
・耐震シェルター
・津波シェルター
・核シェルター
これらの分け方は、災害の種類を基準にしたものです。

もう一つ、
・テント型シェルター
・コンクリート製ボックス型シェルター
・鉄製シェルター
これらの分け方は、形状や素材を基準にしたものです。

このような種類分けがあり、これらを組み合わせると数多くのシェルターが存在することになります。
これだけの種類があると、どのタイプが良いのか分からなくなってしまいますが、ここでは、一応どんな種類があるのかということを把握するために列記したまでです。

では、どのようなタイプが良いのかを考えてみたいと思います。

住宅用に向く防災シェルターのタイプとその相場金額は?

住宅用の防災シェルターで考えるのであれば、耐震、津波、核といった1つの災害だけに特化したシェルターは、あまり効率的ではないのかもしれません。
考えてみるまでもないのですが、地震が起きた時にはこのシェルターに入る、津波の時はこっちのシェルター、放射能の時はシェルターを準備していない、なんてことにもなり兼ねません。

住宅用として考えるのであれば、災害の発生率もあるのかもしれませんが、極力すべての災害に対応しているものが理想的でしょう。

そして、形状や素材というものに着目すると、これはコンクリート製か鉄製を選択したいところです。

テント型というと、いわゆるテントの素材であり、放射能を防ぐときの核シェルターとして設置するものです。

このことから洗い出してみると、
・すべての災害に対応しているもの 1択
・コンクリート製か鉄製 2択
・あと設置場所 3択
ということになります。

それでは、相場金額を見てみましょう。

ここで、まずコンクリート製と鉄製に分けられるのですが、コンクリ―ト製のほうが多少金額的に高くなるのですが、さほど大きな差はないようです。

つまり、住宅用のシェルターの相場金額を把握するのであれば、設置場所の違いをみるということになります。

設置場所としては3つ
・地下型シェルター
・屋内設置型シェルター
・屋外設置型シェルター

相場金額の高い順で言えば、
地下型シェルター>屋外設置型シェルター>屋内設置型シェルター

※ 一般的には、安全性、施工費、サイズ、設置の手軽さ等により決まりますが、この順では無い場合もあります。

相場金額で言えば、どの場所の設置であっても約1,000万円、高性能のシェルターになると1,500万円以上になります。(施工費等により変動あり)
※あくまで目安の金額です。

※ 防災シェルターの詳しい内容や金額について興味・関心がある方は、ホームページのお問い合わせからお気軽にご相談ください

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住宅(本体価格)が1,000万円台で建つことを考えると決して安い金額ではありません。
ここで考えなければならないことは、防災シェルターの自分にとっての適正金額です。

防災シェルター、あなたにとっての適正金額とは

記事の没頭では、「防災シェルターに何を求めるのか。」と尋ねましたが、答えは一つしかないわけで、命を守るための手段です。

わが命、家族の命。

災害には、地震、津波、火山、集中豪雨、落雷、竜巻、雪害、爆発、放射能、テロなど多くの種類があります。これらの災害から、命を守るための手段として防災シェルターの設置を考えなければならないのです。

このことを基準に、自分にとっての適正金額が決まってくると言っても過言ではありません。

世の中には、保険というものがあります。
生命保険、自動車保険、地震保険、傷害保険・・・

保険に加入するにしても決して安いものではなく、使わなければ掛け金すべてが無駄になるのですが、万が一のために、多くの人がこれらの保険に加入しています。

このことを踏まえると、防災シェルターの設置も一つの保険という位置付けで考えることになるのかもしれません。
「万が一の災害」に備えて、防災シェルターを設置するということであり、それには保険代としての設置費用がかかるということ。
しかし、一般的な保険と違って防災シェルターの設置は、万が一の場合に保険代が下りるという概念はありません。
実は、この相違のために、同じ保険という感覚で一括りにはできないのです。

一般的な保険というものは、有事が起きた後には保険代が下りるのです。

・生命保険であれば、命を絶った後に家族に保険料が入る
・傷害保険であれば自分に保険料が入るが、怪我して痛い目に合うのは自分

一般的な保険というものは、このようなシステムなのですが、防災シェルターの場合は、命を落とさないために掛ける保険ということになるのです。

つまり、「命を落とさないため、怪我をしないため」ということ。

むしろ、保険という考えよりも、住宅ローンを組むとかアパートに住むという感覚に近いのかもしれません。
住宅とは、生活していくための空間であり、住まいが無いと生きて行けないこともないでしょうが、住所不定では働くこともできません。
それには、多額のお金を払わなくてはいけないのですが、生活を確保するにはどうしても住宅が必要になってきます。
住宅でなくアパート住まいにしても、同じように多額の家賃を払っていかなければ生活できないのです。

つまり、生き残るための手段を考えるならば、その目的に担ったお金を使って防災シェルターを設置するということになるのではないでしょうか。

万が一の保険という捉え方もありますが、生き残るための手段としてのお金の使い方という捉え方もできるのです。

このことから、「防災シェルターの相場金額は、自分にとっての、家族にとっての、適正金額としては妥当か」ということに考える必要があるのです。

防災シェルターは、自分が求める品質・性能を見定めること。

命を守るための防災シェルター。

そこには、品質と性能を求めなければなりません。
品質と性能を中途半端なものを求めてしまうと、守るものが守れなくなる可能性が出てきます。

とは言っても、予算というものも当然考えなくてはならないのですが、もし予算を押さえたいというのであれば、品質・性能で落とすのではなく、シェルターの大きさや設置場所を変更すべきでしょう。

小さめのサイズにしたり、比較的安く設置できる場所を選択にしたり。
シェルターの品質・性能を下げることは、あまりお勧めできるものではありません。

毎日の生活に役立つ多用途として使えば費用対効果は上がる

そうは言っても、災害時のためだけに多額の金額を使うというのは、効率的なものではありません。

そこで考えたいのは、防災シェルターを毎日の生活空間にすることです。
いわゆる1つの部屋として使うということです。

あまり物置として使うことは、有事の時に避難する空間がなくなりますのでお勧めできませんが、例えば趣味の空間にしたり、団らんの場にしたり、カラオケルームにしたり。
普段から部屋として使えば、その費用対効果が上がりますので、防災シェルターに大きな金額をかけたとしても、満足のいくものになるのではないでしょうか。

この記事のまとめ

・防災シェルターは、命を守るための手段。
・防災シェルターの設置は、自分にとっての、家族にとっての適正金額を考えること。
・災害時のみならず、普段から部屋として使うと費用対効果は上がる。

※ 防災シェルターの詳しい内容や金額について興味・関心がある方は、ホームページのお問い合わせからお気軽にご相談ください。

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<補足>
諸外国の防災シェルター(核シェルター)の普及率
・スイス 100%
・イスラエル 100%
・ノルウェー 98%
・アメリカ 82%
・ロシア 78%
・イギリス 67%
・シンガポール 54%
・日本 0.02%
※韓国ソウル市 300%
引用:幸福実現党公式サイトより

この統計は、基本的にテロや戦争を考えての核シェルターの普及率を表していますが、自然災害用としての防災シェルターも兼ねています。

これを見ると日本の0.02%は異常な数字ではないでしょうか。

「日本人は、危機感が無い」ということが一目瞭然ですね。
しかし、東日本大震災や隣国の問題により、その危機感が高くなってきたのも事実なのではないでしょうか。

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