犬や猫などペットを飼っているご家庭は少なくありません。最近では空前の猫ブームとかで、犬より猫の飼育数が上回ったそうです。
災害時この大事な家族同然のペットを、如何に守るかをシュミレーションしておく必要があります。そして備えておくものをしっかりチェックしておきましょう。
実際災害に遭った時、多くの飼い主は防災シェルターの必要性を痛感するそうです。何故なら避難を余儀なくされた時、ペットの存在が大きく立ちはだかるからです。
防災シェルターと聞くだけで高額の費用を想像しがちですが、家族と愛するペットが気兼ねなく安心して安全に過ごせるなら、無駄な出費ではない気がします。
今回は災害に見舞われた時、如何に愛猫を守るのかなどを探っていきましょう。
災害に備えて愛猫にすべきこと
◆猫の為の防災グッズ
人間の避難袋以外に猫用の避難袋を作っておきましょう。
●飲料水
できれば硬水より軟水が望ましいです。硬水を与えるとストレスで尿結石を起こす可能性があります。
●キャットフード
腐らないもので、普段食べている物を備えておきましょう。
●キャリーケース
他人に迷惑にならないようにするには必需品です。避難手段もキャリーに入れることが鉄則です。
●トイレ用品
使い慣れたトイレを用意し、猫が落ち着けるようにして上げなければなりません。
●迷子札
パニックになって逃げだすことがありますから、名前と連絡先を書いた迷子札を首輪につけておきましょう。
●リード
普段猫にリードはつけませんが、非常時には必要になる時があります。
●薬
持病がある場合、常用薬は必ず用意しておきましょう。
◆日頃から猫の為に備えておくこと
まず災害に遭った時の経験者の話では、ほとんどの猫がキャリーに慣れていなくて、入れるのに一苦労したということです。
「キャリーに入れられる」イコール「病院に行く」という猫の感のようなものが働くようです。そうならない為にも、日頃からキャリーに慣れさせておく必要があります。
例えば、キャリーの中に愛猫の好きなおやつを入れておくのも良いアイデアです。キャリーの中で食べることで、おやつが貰えるという学習になります。
まとめ
法的にペットは物扱いなので、人間と同じ場所で避難暮らしは出来なくなっています。けれど昨今ではペットを家族とみなす人が多い為、ペット同伴が可能な避難所も増えています。
一方で避難している全ての人がペットに寛容なわけではなく、動物に対するアレルギーを持った人もいます。
避難所では互いに譲り合う気持ちも大事なことで、上手くコミュニケーションを取ることで避難所暮らしが円滑になっていきます。
家族やペットを自然災害から守る手段として、費用も含め防災シェルターの価値というものを見直す時期に来ているような気がしてなりません。