ポータブル電源をご存知ですか。野外で使う発電機を思い浮かべた方もいると思います。
ポータブル電源も発電機も、持ち運べてアウトドアで使用できる点は同じです。家電が使えてキャンプなどのアウトドアで活躍します。初めて購入する時は種類が多くて迷いますが、選ぶときのポイントを簡単にご紹介します。
1.ポータブル電源と発電機
ポータブル電源をおすすめする理由は?
発電機はカセットボンベやガソリンを燃料としているので、取り扱いに慣れていない人に は向きません。屋外しか使えないことと、防音タイプでも稼働時は非常に大きな音がするので使う場所を選ぶからです。
ポータブル電源は、ファンが回る音は静かなのであまり気になりません。室内でも使えるので、停電になったときや車中泊にも1台あると役に立ちます。
2.ポータブル電源について
ポータブル電源は充電式のバッテリーが内蔵されています。最近販売されている種類の多くは、リチウム電池が使われているので軽量で小型化されています。
ポータブル電源自体の充電は、家庭用コンセントから充電できます。他には、車のシガーソケットやソーラーパネルからも充電できます。
正弦波と矩形波(くけいは)どちらを選ぶ?
電源の種類は正弦波と矩形波がありますが、家庭用の電力に近くて安定しているのは正弦波です。パソコンなどの精密な機器を使う方は、正弦波をおすすめします。
矩形波は正弦波より価格が安く、サーキュレーターやライトなど、精密な機器を使わない方におすすめします。
どちらもUSB出力ポートがあるのでスマートフォンやタブレットの充電もできます。
周波数について
ポータブル電源の周波数は〔50/60Hz〕と、〔50Hz〕〔60Hz〕のどちらか一方のものがあります。日本の周波数は東西で別れていて、東側が50Hz西側は60Hzになっています。今の家電はヘルツフリーが主流になっていますが、使いたい家電が〔定格周波数50/60Hz〕であることを確認してから使用してください。
選び方
出力が大きいほど使用できる家電製品が多くなりますが、スペックが高いほど価格も上がります。どのようなシーンでどんな家電を使いたいのか想定してから、予算に合ったものを選ぶようにしてください。
3. 最後に
私たちの生活は電気なしには成り立ちません。災害時の停電はいつ復旧するか分かりません。電気自動車やPHV(プラグイン・ハイブリッド)があれば話は別ですが、見通しの立たない状況は不安をあおります。防災シェルターの価格はPHV車より高価ですが、すべての災害からあなたと大切な人を守ります。防災シェルターが適切な価格であることを、あなたの目でお確かめください。