防災公園という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
公園は災害時に避難場所として指定されていることも多く、災害時に役立つ防災機能を備えた「防災公園」も存在します。
まだまだ知られていない防災公園の機能について紹介します。
防災公園にある防災機能
地域によって備えられている設備に違いがありますが、防災公園にある代表的な防災機能を紹介します。
かまどベンチ
ベンチとして普段は利用できるかまどベンチは、災害時には「かまど」として利用することができます。
調理をするために使うだけではなく、火を起こして暖を取ることもできるので、寒い季節には活躍してくれること間違いなしです。
しかし、使い方が分からないと活用ができないので、仕組みを知っておく必要があります。
貯水槽
主に生活用水・飲料水として利用するために、地下に貯水槽が作られている公園は多いです。
災害時には貯水槽のある公園などで生活用水を配水するために利用されます。
ソーラー発電
災害時にライフラインが止まってしまった場合でも、ソーラー発電があれば公園内の電力を行うことが可能です。
街頭以外にも非常用電源としても活用することが可能となり、スマートフォンの充電などにも利用することができます。
防災シェルター
公園は広い場所を確保することができるので、テント型の防災シェルターを準備している公園もあります。
休憩所として利用されているパーゴラ(東屋)にテントを張って利用できるものもあります。
災害時は着の身着のままで避難をしてくる人がほとんどのため、雨風をしのぐ場として利用することも可能です。
救護活動や支援活動の拠点としても利用できます。
防災倉庫
工具や土嚢、非常用のトイレやテントなど、地域の防災に必要なものを公園に準備をしておくための倉庫を設置していることも多いです。
緊急時に必要なものをすぐに使えるというのはありがたいものです。
防災トイレ
災害時は家庭のトイレが使えなくなることもあります。
公園にあるトイレだけでは足りない場合、ベンチがトイレに変わるものやマンホールの上に簡易トイレを設置するものなどがあります。
まとめ
公園は災害時の避難場所として作られていますが、防災設備が備えられていることで、災害時の不安を解消することができます。
災害時の備えは自分で準備することが大切ですが、完璧に揃えることは価格面での負担や保管場所などの問題があります。
自分の住む地域にはどのような防災公園があって、設備はどんなものがあるのかを知っておくことで、本当に必要な防災用品を準備しておくことが可能になります。
防災公園の機能に頼ってしまって防災用品を準備しないということではなく、費用や価格が高いもの、緊急度を理解した上で災害用品を揃えるという使い方も可能になります。
もしもの時の安心を手に入れるために、地域の防災公園について調べてみてください。