被災して自宅に留まることができず、避難する際に最も重要なのは、命を守ることになります。あれもこれもと大量の生活用品を持ち出すことは、不可能です。きっと、必要最低限のものだけを持って避難することで精一杯になります。そのために適量の「緊急持ち出し品セット」(非常用持ち出し品)を用意し、適切な場所に保管しておくことが必要です。
「緊急持ち出し品」準備のポイント
- 各家庭のライフスタイルによって、備えておくものは異なります。緊急持ち出し品は、自分にとって必要なものを用意しましょう。
- 家族1人1個の持出し袋を用意します。物を詰め込みすぎて、重くて持ち歩かなければ意味がありません。持てる重さかどうか確認するのも忘れないようにしましょう。
- 万が一閉じ込められた場合、ホイッスルで自分の居場所を知らせます。こういったアイテムはすぐに取り出せるように、ポケットのベストを利用すると便利です。
- 緊急持ち出し品セットは、すぐに持ち出せる場所に設置しておきます。玄関の近く、寝室などさらに車の中や物置に予備を置くのもおすすめです。万が一、自宅が倒壊しても持ち出すことができます。
入れておくと役立つもの
金融持ち出し品セットと一緒に備えておきたいのが、常備薬・おくすり手帳・処方箋のコピーなどです。また、家族とはぐれた時の確認用に家族の集合写真も入れておくことをおすすめします。
救援物資が届くまで、災害が落ち着くまでの生活で用意なもの
- 飲料水(1人1日3リットル×7日×家族数)
- 保存可能な食料7~10日分程度
- カセットコンロ(予備ボンベ)
- 紙皿・紙コップ・割り箸
- タオル・毛布
- ランタン・懐中電灯(予備電池)
必要になるもの
- スリッパ
- 簡易トイレまたはポリ袋
- ほうき・ちりとり
- スコップ・バール・ジャッキ・斧・ノコギリ
- ウォータータンク・荷物運搬カート
- 軍手
- ブルーシート
- 使い捨てカイロ
- ラップ・アルミホイル
- ハンディー濾過器(水の洗浄)
- トイレットペーパー・ティッシュ
- 高密度ポリエチレン
- レジ袋45 L のゴミ袋
食料と飲料水は「買う」「保存」「使う」のサイクル
備蓄用の食料品や飲料水には、賞味期限があります。気づいたら賞味期限切れ、という事態を防ぐために購入・保存し、日常生活で消費するようにしましょう。必要量が欠けないように必ず補充する「ランニングストック方式」を取るようにしましょう。