家の中で地震が起きたとき、危険な場所、安全な場所はそれぞれどこでしょうか。
また、家の中での地震対策として、どんなことをすればいいでしょうか。
危険な場所
1.リビング
リビングには、吊り照明や時計・壁に飾っている絵画など落ちるものが多くあります。
また、テレビ台の戸などは、ガラスや壊れやすい素材が利用されていることもあります。
2.キッチン
キッチンには、冷蔵庫や食器棚など大型の家具や家電や割れ物が多く、ガスなどの火の元、また包丁などもあります。
それらが飛び出し、破損することで大変危険な状態になってしまうのです。
安全な場所
地震の時に安全な場所とは、以下のような場所です。
1. 落下物、転倒物の少ない場所
戸棚や照明器具、大きな家具は落下や転倒のリスクがあるため、こうした家具が転倒することも。背の高い戸棚の場合は、避難経路を閉ざされてしまう場合があります。地震がきたら、まずこうした場所から離れます。
2. 窓が少ない場所
窓ガラスは、割れて飛び散るリスクがあります。特に大きな窓や、窓がたくさんある場所は危険です。地震がきたら、窓の傍から離れます。
3. 閉じ込められない場所
地震の揺れによってドアが歪んでしまったら外に避難できなくなってしまいます。ドアを開けて出口の確保が出来る場所に避難します。
トイレが安全と言われることがありますが揺れによってドアが変形して開かなくなり、閉じ込められる可能性があるので避けます。
4.玄関
1番安全な場所は玄関です。玄関は構造的に頑丈で、ガラス窓や家具が少ないのが特徴です。外への避難もすぐできます。
対策
1.家の中に家具のない安全なスペースを確保
部屋が複数ある場合は、人の出入りが少ない部屋に家具をまとめて置きますが、無理な場合は、少しでも安全なスペースができるよう配置換えをします。
寝室や子ども、高齢者、病人のいる部屋には倒れそうな家具を絶対置かないようにします。
就寝中に地震が発生した場合、子ども、高齢者、病人などは倒れた家具が妨げとなって逃げ遅れる可能性があるので、十分に注意してください。
2.家具の転倒や落下を防止する対策
家具と壁や柱の間に遊びがあると倒れやすく危険です。また、家具の上に落ちる危険のある物を置かないようにします。
3.出入り口や通路には物を置かない
安全に避難できるように、玄関など出入り口までの通路に、家具や倒れやすい物を置かないようにします。また、いろいろな物を置くと、いざというときに出入り口をふさいでしまうこともあります。
4.二階以上に住んでいる方は、二階バルコニーからの「避難用ハシゴ」も準備しておく
防災シェルター
いままで紹介したこと以上に、安全の確保として期待されるのが防災シェルターです。防災シェルターがあれば、安全に過ごせます。
価格も様々ですが、手頃な価格で手に入るものもあります。是非有事の安全のために、購入をお勧めします。