皆さん、突然の災害に見舞われたとき、どうしますか。
在宅避難する方、避難所に避難する方、状況に応じていろいろな判断があることでしょう。
近年、注目されている避難方法があります。それが防災シェルターの活用です。
防災シェルターとは
防災シェルターとは、地震、津波、洪水、裏山の土砂崩れなど、災害発生時に逃げ込むために用意された設備のことです。
避難所に避難するのがまず大切だと思うかもしれませんが、避難自体が危険だったり避難する時間、余裕がないことも考えられます。
そんな時に備えて、家の中や庭先に、シェルターと呼ばれる生存空間を準備しておき、逃げ込むことで災害から命を守ります、それが防災シェルターの果たす役割です。
日本でシェルターがあるというイメージがつきにくいかもしれません。しかし、アメリカでは、実に82%の家庭にシェルターが普及しています。スイスではシェルターの設置が義務付けられており、普及率はなんと100%です。
このように、日本ほど自然災害が多くない海外ですら、防災シェルターの大切さ、必要性が認識されているのです。
それでは、防災シェルターの種類を見ていきます。
津波・洪水シェルター
津波や洪水の危険があるときは、高台や避難タワーやビルに逃げ込むのが鉄則です。
しかし、その時間がないことも大いに考えられます。
そんなときに、津波、洪水シェルターが自宅にあれば、溺死などから命を守ることができます。
しかし、一方で、津波、洪水シェルターは、サイズが大きく、外に置いておくスペースが必要だったり、強化されていないため、地震で倒壊物の下敷きになると潰されてしまう可能性があります。
耐震シェルター
耐震シェルターは、既存の家屋の中に設置するシェルターです。
充分な強度をもたされているので、たとえ地震で家屋が倒壊しても、シェルターに囲まれた一定の生存空間を守ることができます。
一方で、工事が必要となり、期間中は部屋が使えない、津波、洪水といった災害には対応できない、という弱点もあります。
さて、以上見てきたように、防災シェルターは、災害時の私の命をつないでくれる強力な味方です。
最後に気になるのはその価格です。
防災シェルターで検索すると、様々な商品が表示されます。その価格も実にまちまちです。
機能、目的に合わせて自分に合った物を手に入れましょう。
あなた自身や家族の命を守るのはあなた自身です!その意識をもって災害に向き合いましょう。