地震や洪水など、日本は多数の自然災害に見舞われるトップクラスの国として有名です。そんな中、「自分が住んでいる都道府県は災害が多いのだろうか?」と疑問に思う方も多くいらっしゃることでしょう。
ここでは、「災害が少ない県」のテーマについて詳しく解説していきます。
香川県
香川県は、讃岐山脈が台風の進路を変えるという定説があるほど台風による被害が少ないことで有名です。晴れの多い県としても知られ、「水不足」が懸念されるほどであり、大雨による洪水の心配もないといえます。
南海トラフ地震の被害が予想されるエリアに位置していますが、瀬戸内海で大きな津波が起こる可能性は小さく、広範囲にわたる被害はないと予想されています。しかし、ひとたび大雨が起こると床下浸水などの被害が発生することも知られており、防災対策は必須です。
佐賀県
佐賀県は、ここ10年で震度1以上の地震が「東京都の10分の1」程度であり、かつ全国的にみても地震の少ない県であることが報告されています。南海トラフ地震の影響もほとんど受けない地域であるため、津波による大きな被害が起こる可能性も低いとされています。
しかしながら、ここ最近では、2018年から4年連続で「大雨特別警報」が発令され、大雨による被害が増えているため、油断はできません。特に、ゲリラ豪雨による浸水被害は起こるものと想定され、高台の避難場所までのルート確認や、防災グッズの準備などの対策が必要です。
滋賀県
滋賀県は、地震の少ない県として知られています。地震学者によると、滋賀県は「30年以内に大地震が起こる可能性はほぼ0%」と言われています。また、滋賀県には4つの活断層が存在しますが、これらは長年にわたって穏やかであり、南海トラフ地震の危険性については、しばしば言及されていません。
この理由は、これらの活断層が日本海側に位置しているため、南海トラフ地震の影響を受けにくいからです。しかも、滋賀県は海に面しておらず、そのため、海中で発生した地震による津波のリスクは低いです。
まとめ
本記事では、自然災害の発生頻度が低い都道府県をランキング形式でご紹介してきましたが、「災害ゼロ」という地域は存在しないことをご理解ください。自然災害は必ず発生するものであり、事前に防災用品の備蓄や避難場所の確保、停電対策を行うことが非常に重要となります。