災害時での自宅を起点とする安全対策
日本は有数の災害大国です。
いつ何時、災害に見舞われるかしれたものではありません。
それらの災害は、どのタイミングで発生するかも見えてはおりません。それが、通勤時間帯であったり、子供が学校にいる時間帯であったりします。
災害がひと段落すると、次は、生きるためにそれぞれが避難しなければなりません。そのためには、一度家族が顔を揃えることから始まります。それが、災害時での自宅を起点とする考え方です。
災害時での自宅を避難場所の起点とする
そこで出て来たのが、「自宅を避難場所」とする考え方です。
どうしても、避難所(小学校・公民館など)では心が休まりません。プライバシーもあったものではありません。ましてや、老人や赤ちゃんのいる家族では他の人に気を使います。
そのために自宅を強化して、水や食料を備蓄して生活出来る様にすることと、防災シェルターを設け、家族が安全に暮らせるようにするためにも、価格を調べ検討しましょう。
家族が集まれる自宅の設立
自宅を避難場所にするためには、自宅が倒壊しては始まりません。住める状態にあるのか?を判断しなければなりません。
少しでも、危険な場合は、一般の避難所に駆け込む方が安全ですが、もし、自宅が損傷を受けていないのであれば、自宅を避難場所にすることをお薦めいたします。なぜ、自宅を避難場所にするのが良いかと言うと、やはり落ち着くからです。
一般の避難場所での避難生活が出来ない理由
- プライベートな空間が守れない。
- 配給やトイレが大渋滞になっている。
- 赤ちゃんがいる場合、周りに鳴き声で迷惑を掛ける。
- お年寄りがいる場合、ゆっくり休めない。
- 感染症に掛かる心配がある。
- 持病の悪化やストレスが増加する。
という理由で一般の避難場所での生活が出来ないのです。
そのために自宅を避難場所の起点にするための4つのポイントを整備します。
自宅を避難場所にするための5つのポイント
①頑強な家の構造に改築する
季節ごとの台風、豪雪、強風に耐えられる構造に強化する。
地震でのある程度の震度に耐えれる構造に強化する。
②防災シェルターの設置
今後、大きな地震に見舞われる心配に備えて、台風や巨大噴火が起こる懸念もあります。
また、近頃のきな臭い国際情勢からテロや戦争の心配もあり、家族をどうやって守るかを考えると自宅に災害シェルターの設置を考え、価格について調べる必要があります。
③災害時の電力の確保
災害が発生すると電気が止まる恐れがあります。そのために電力をどのように確保するかを検討します。
④自宅での動線・設備の工夫
災害が起きた時、自宅から避難する場合に、家の中をどのようなルートで逃げるか、また、逃げるときに邪魔にならない置いてある家具を配慮しておきます。
⑤十分な備蓄の確保
自宅での避難生活に耐えるために十分な備蓄を確保します。
「水」、「食料」、「必需品+明かり+情報」の3つを最低でも3日間、余裕があれば、10日間を家族の人数分確保します。
最後に、家族全員に災害にあったら、「まずは自宅に戻って」と示し合うことが重要です。
仮に、一般の避難所に避難している場合も「自宅に〇〇避難所に避難しています」と書置きを残して置けば、その避難所に家族全員が辿り着けます。災害時に助け合える家族がいてこそ命を守れるのです。