近年、各地で大雨による洪水や土砂災害が多発していますよね。その中では命に関わるような大きな災害も少なくないですが、避難のタイミングがわからずに自宅に留まって巻き込まれてしまう人も少なくありません。
多くの人がその違いについてあまり理解していない、「大雨警報」と「大雨特別警報」の違いてご紹介します。
災害が起こるリスクが高い大雨警報
大雨警報と大雨特別警報の大きな違いは、そのリスクの高さです。
大雨警報では大雨特別警報よりも災害が起こる確率は低いですが、警戒レベル3に相当するため油断はできません。
警戒レベル3というと逃げるのに時間がかかる高齢者への避難を促すとともに、親戚などの家へ避難できる人は避難するようにという呼びかけがされています。今はまだ災害が起こっていなくても、これから土砂災害が起こる可能性が指摘されています。
数十年に一度の災害である可能性がある大雨特別警報
大雨特別警報はただの大雨に対する警報ではなく、数十年に一度という非常に命の危険が大きい時に発令される警報です。
したがって、大雨特別警報が発令された地域では住民の全員が避難しなければならない警戒レベル5にあたり、既に土砂災害などの被害が出ている可能性も高いです。大雨が落ち着けば大雨特別警報から大雨警報に変わりますが、大雨警報でもまだ高齢者などは避難を続けた方が良い状況であるということは変わりません。
つまり、大雨特別警報が大雨警報に変わったとしても警戒は続けなければいけないこということは変わらず、全ての警報や注意報が解除されるまで情報を集め続ける必要があります。
高齢者は情報源である携帯電話などを上手く使いこなすことができない可能性もあるので、家族に高齢者がいるご家庭は一緒に避難をし、サポートしながら情報も提供してあげるなどの配慮が必要とされます。
防災シェルターで大雨でも安全に
実は、防災シェルターは津波にも対応しているほど水害にも強い防災アイテムです。
その金額は数百万円くらいするので高額な買い物となってしまいますが、一人専用ではなく大家族でなければこれで十分というほどのスペースはあります。大事な家族の命を守ることは金額ではないですよね。
近年では水害が起こりやすい地域がだんだん絞られて来ていて、大きな被害を受ける地域は備えておくことも大切です。ぜひ、水にも強くて避難場所としても最適な防災シェルターを用意して、避難場所として使ってみることをおすすめします。