各都道府県や大きな都市には必ず、防災センターが設置されています。
見学する機会などがなければ、あまり馴染みがない施設かもしれません。災害時など緊急事態の際に防災センターはとても重要な役割を果たします。
この記事では、防災センターの概要と役割などについて解説していきます。
防災センターとは
防災センターとは、国や都道府県、市区町村が大きな災害に備えて設置している防災の拠点です。
さまざまな災害が多発している近年では災害が発生する仕組みやその対策など私たちが日ごろから心がけておくべきことについて学習できる施設としても注目されています。
見たり、触れたり体験しながら学習することで、災害による被害を減らすための知識を身につけることができます。
国の防災センターの役割
国が設置している国土交通省の防災センターがあります。
国の防災センターは、災害が発生したときに緊急を要する対策を決定する拠点となります。
地震などに大きな災害が発生したときに重要なことは、被害状況など現地の状況をいち早く収集し、対策を講じることです。
そのため、国の防災センターには最先端の技術が導入されています。
都道府県の防災センターの役割
各都道府県や市区町村に設置されている防災センターは、災害などの緊急時に救援活動の拠点となります。
東日本大震災のような大きな災害が発生した場合には、他県からの援護が必要です。そういった場合に、被災地へ向かう消防隊員の中継地点としても利用されています。
活動に必要な資材や機材だけでなく、中には非常用の貯水槽が設置されている防災センターもあります。
防災センターで体験できること
防災センターは、防災に関する展示や体験コーナーを設置しており、防災についての知識を子どもと一緒に深めることができる施設です。
震度4~7程度の強い地震を体験できる設備や、火災を想定して煙による暗闇の中を避難する体験ができる設備などもあります。
各都道府県や市区町村が管理する公共の施設であれば、価格は無料で体験できます。
緊急時の対策について話したり一緒に考えるキッカケとして、防災センターで地震や火災の疑似体験を家族でしてみる、というのもおすすめです。
防災センターでの学びを防災シェルターでも活かそう
地震や火災を想定した疑似体験ができる防災センターは、ぜひご家族で利用していただきたい施設です。貴重な体験を価格も無料で体験できます。
強い震度の揺れや火災で煙が蔓延した状況は、普段の生活では経験する機会がなく、パニックに陥る可能性もあります。
防災センターで学んだ経験を活かし、防災シェルターの必要性についても考えてみましょう。