ローリングストックとは
それは、かしこく備蓄して、かしこく消費することです。
実際には、災害がいつ起きて、いつまで避難していなければ、誰にも分かりません。
ただ単に、備蓄し続けるだけでは、実際に災害が起こったとき、食料品の保存期間が過ぎてしまっていた。と言うことにもなりかねません。そのためにも普段から、食料品や飲料水の保存期間をチェックすることを行います。
そして、その食料品や飲料水を普段から消費してみます。そうすることで、この食料品は、温めた方が美味しいとか、この食料品とこの食料品は食べ合わせが合うということがわかります。それが、特に、食料品での好みにもなります。そうやって食料品を食べて慣れていきます。そうすると実際の災害に遭遇した場面でも食料品を焦ることなく、消費できます。
ローリングストック法の具体例
- 普段から少しずつ備蓄する→
- 日常生活で備蓄品を少しずつ消費する→
- 消費した分だけを買って補充する→
①備蓄→②消費→③補充→①備蓄→②消費→③補充 と循環していく
これがローリングストック法という考え方です。
ローリングストック法のポイント
備蓄してあるものの古いものから消費していく(保存期間の確認)
↓ ↑
消費した分を必ず買って補充して元に戻す(好みと栄養バランスを考え購入)
ローリングストック法での工夫
備蓄品の中に、カセットコンロをひとつ加えておく
これを追加するだけで、温かいものを食べれます。また、飲料水を使い温かいコーヒーやお茶、みそ汁を飲むことができます。
もうひとつ加えたいのがランタンです
どうしても、懐中電灯の灯りだけで生活していると、部屋全体を明るく照らすことはできません。
特に夜の食事時間帯に部屋全体を明るく照らすことで、食事も美味しく頂けます。これらが備わるだけで食欲が進みます。
最後に、ローリングストック法を実践するために必要なことがあります。
自宅が避難場所であるために
自宅で避難生活を確保してローリングストック法を実践するためには、安全な自宅の確保が必要です。そのためには、自宅の強度を高めるために自宅を補強したり、防災シェルターの導入を検討して価格を考慮に入れておかねばなりません。
自宅の耐震補強
- 古い木造家屋に住んでいる場合は、特に業者に依頼をして耐震補強をする必要があります。
- 自宅の柱、土台、壁などの基礎部分の入れ替えも検討する必要があります。
防災シェルターの設置
- 耐震性のある自宅をお持ちの場合は、更に、あらゆる災害に備えるために防災シェルターを検討することをお薦め致します。
- 自宅に適合する防災シェルターには価格帯がいろいろあり、予算の許す限り、命の安全を守ることを優先してください。