防災用シェルターを設置したいが、費用面でちょっと無理があると、先送りにする人が多いようです。
そこでおすすめしたいのが、アウトドア的な暮らし方です。
暮らし方の原点に戻って、サバイバル的な生活を送りながらお金を貯めて、いつか防災用シェルターを設置しようという壮大な?計画です。
遊び感覚でおこなうと、悲壮感もなくお金は貯まっていきます。
サバイバル生活に挑戦
野外での料理や水の調達、野外で用を足などは半世紀前までは、かなりの人が経験してきたことです。
昔話のように、おじいさんは山にシバかりに、おばあさんは川に洗濯にいっていました。
山に行ったおじいさんが排泄をもよおしたときは、地面に穴を掘って用を足しました。
その後は、そばのフキの葉でお尻を拭いて土に埋めていました。これは簡易トイレです。
おばあさんは川で洗濯選をすませ、川の近くに生えているセリやヨモギを摘んで帰りました。これはコインランドリーに行き、帰りにスーパーによって野菜を買うのと同じです。
時代が違うので、そっくりまねるわけにはいきませんが、ライフラインが途絶えるとこんな暮らし方をせざるを得ないのです。
事実、阪神大震災や東日本大震災の時には、これに近い生活を送られた方もいるようです。
私たちには、何としてでも生き延びようという底力があります。
この底力はある程度経験がないと湧き出てきません。
特に幼少の頃の自然体験は、その後の人生を逞しく生きていくことにつながります。
サバイバル生活をしながらシェルターの費用を貯めよう!
インフラが整い、生活が便利になったため、いざというときに役立つ経験をする機会が減りました。
定期的に電気、ガス、水道などの使用を制限して、缶詰や乾燥野菜などを使った料理で過ごす経験を積んでおくとことで、機転がきくようになります。
雨水をためておくことで生活用水が賄えることや、庭やベランダで栽培したハーブがお茶が代わりになることなどを知っておくと、災害時にも役立ちます。
生活全般を工夫をする機会を定期的におこなうと、自然に節約の大事さやすべての物に感謝する心が生まれます。
家族全員が節約体質になれば、憧れの防災シェルターを手に入れるのも夢ではありません。
まとめ
サバイバル生活とまではいかなくても定期的に電気、ガス、水道などの使用を制限して、食事やおやつも備蓄品を食べるようにしておくと、子供のいる家庭も災害時にパニックになることは少なくなります。
「みんなが頑張ったから防災シェルターの費用が貯まったよ」という日が早く来るように生活の中に「辛抱する暮らし方」を取り入れてみませんか。