災害後外部から避難物資が届くまでの間、家族が生活できる3日分の備蓄品が必要と言われています。
上下水道、電話や通信、交通などのライフラインが麻痺してしまうことを考慮して、食料や飲料水、食品などをストックしましょう。
その他にも揃えておきたい備蓄品はたくさんありますが、使い慣れないカセットコンロや飯ごうなどは、何回か使って慣れておくようにしましょう。
地下が有効利用できれば、防災のための備蓄品がしっかり確保できます。
防災シェルターは新築の際だけでなく、建築後も設置できます。
設置費用はかかるものの、赤ちゃんやお年寄りのいる家族にとっては大きな安心材料となります。ㇲ
備蓄品として用意したいもの
飲料水と食品
・飲料水目安は1人3ℓ×3日分×家族の人数と生活用水です。
・非常食の目安は1人1日3食×3日分×家族の人数です。
内容は無洗米、レトルト食品、即席めん、インスタントみそ汁、スープ類、乾パン、栄養補助食品、缶詰、梅干し、ドライフルーツ、チョコレート、ナッツ類、キャンディ、塩、味噌、醤油、酢などです。
燃料や調理用具、食器
・カセットコンロと予備のカセットボンベを用意しておきます。
・調理器具は飯ごうなど、アウトドア用のものを用意しておくと便利です。
紙皿や紙コップ、割りばしなどのほか、サランラップやアルミホイルなども用意しておきましょう。
明かり
・懐中電灯は明るく長持ちするLED がおすすめです。他にもランタン、ヘッドライトなどを揃えておくと安心です。
暖房
・外で過ごさなければならない時は、石油ストーブや木炭、練炭、豆炭、などが使えるコンロなどが煮炊きもできて役立ちます。
衣類や寝具
・機能的な衣類や寝具を用意しておきます。
地震などで家の中に入れないこともあるので、キャンプ用のテントや寝袋があれば安心できます。加えて、折りたたみ式のテーブルやイス、簡易トイレなどもあれば理想的です。
衛生用品と生活用品
・常備薬、包帯、ばんそこう、ティッシュ、ウエットティッシュ、トイレットペーパー、生理用品、携帯トイレなどのほか、赤ちゃんやお年寄りのいる場合はそれぞれ必要なものを準備します。
工具類品
・スコップ、ロープ、バール、ヘッドライト、などの工具があれば、家具などの下敷きになった場合に救出道具になります。
また、初期消火に備えて消火器も揃えておきたいもののひとつです。
まとめ
災害が起きた時に一番予想されるライフラインのストップが停電です。
特に寒い季節の暖房を電気だけに頼る生活をしている場合は、明かりや暖のとり方を考えておく必要があります。
地下は寒い季節も温度は比較的高く、暖房がなくても寝袋で過ごせます。
自分の身は自分で守るしかない時代に、費用はかかるものの防災シェルターのある暮らしは理想的です。
しっかりしたものは1千万円ほどの費用がかかるようですが、子供世帯まで使えます。
財産のひとつとして防災シェルターを作ることは、決して贅沢なことではありません。