最近の防災関連のグッズはますます充実していて、バッグに防災アイテムがセットされている嬉しい商品も数多くあります。
その中には、金額は少し高めですがキャリーバッグ型の避難バッグも含まれています。
防災バッグの種類とそれぞれのメリット、デメリットを確認していきましょう。
防災バッグの3つの種類
防災バッグは主に3つの種類があり、定番である防災リュックの他にも、キャリー型やショルダーバッグタイプがあります。
それぞれのメリットとデメリットを把握し、災害用に使うバッグの参考にしてみてください。
リュック
リュックは手持ちのバッグより重みを感じず、両手が空くというメリットがあります。
災害用でも多く使われているだけのことはあり、見た目よりもギッシリ中身を詰められます。
しかし、狭い場所を通り抜けるのには不向きだったり、重みがあると体からずれやすいというようなデメリットもあります。
キャリー型
キャリー型はキャスターが付いていて、たくさん入る上に力がない女性や高齢者でも引きながら歩けるのがメリットです。
しかし、逃げるスピードが落ちるため危険が迫っている時には向きません。
また、まっすぐで綺麗な道路では楽に引くことができますが、瓦礫が多い場所では引くことができるというメリットがなくなり、運ぶのが大変になりやすいタイプです。
ショルダータイプ
ショルダータイプは体に密着しているので、最低限のものだけ持って逃げるのには向いています。
それでも、バッグの中に入れられるものは限られていて、必要だと言われている3日分の食料も入らないので親戚の家など避難先が決まっている人以外では使うべきではありません。
キャリー型は避難生活に最適
キャリー型バッグは逃げる時には大変ですが、避難生活を送る時には収納力が抜群なので最適だと言えます。
複数のバッグを用意しておき、逃げる時にはリュックなどを使って落ち着いたら避難先でキャリーバッグを利用するのもおすすめです。
ただし、地震や火災の状況によってはキャリーバッグを取りに戻ることができない可能性があるので、避難所に向かう際には慎重になるべきです。
防災シェルターを倉庫代わりに
防災シェルターは金額は高いですが、一時的な避難場所となるだけでなく、倉庫としても使えるので意外と万能です。
倉庫として防災シェルターを利用する場合には、縦に安定した形で置くことができるキャリー型のバッグは活躍します。
ぜひ、長期の避難生活にはキャリー型のバッグを防災アイテム収納用として活用してみてはいかがでしょうか。