災害に備えるというと食料やラジオといった「道具」を思い浮かべがちですが、災害が発生したらどのように行動するか、どのような被害が生じるかなど「イメージする備え」も大切になってきます。
何が凶器になるかイメージしてみる
ご自宅や会社など、いま地震が起きたらどうなるか考えてみてください。身の回りにあるものが凶器になる場合があります。
たとえば、食器棚や書庫はそれ自体が倒れてくる可能性がありますし、中の食器や書類が降ってくる恐れがあります。キャスターがついている椅子やコピー機は押しつぶすように飛んでくるかもしれないし、ここから逃げようと思っていた出入口をふさいでしまうかもしれません。まさに今、ここで大きな地震が起きたらどのような危険が生じるか想像してみましょう。
どこに被害が出そうかイメージしてみる
お住まいの自治体で「ハザードマップ」という名所で災害が起きそうな場所を公表している場合があります。事前に調べておきましょう。想定される被害の状況が分かります。地震、洪水、内水、津波、土砂災害などが挙げられます。参考にするとよいでしょう。ただし、鵜呑みにするのはNGです。
また、自宅や会社などであればハザードマップで危険度を確認しておくこともできますが、災害はいつ起きるか分かりません。ある程度のイメージはしておくこともできますが、自分の目や耳で情報を収集しつつ、判断することが大切です。行政が発令する避難指示を待ってからでは遅い場合もあります。どの場所にいても、どのような危険が生じそうか想像してみましょう。
正常性バイアスに注意
災害が起きそうなときに人は、「自分だけは大丈夫」「他の人もいるから大丈夫」「以前も大丈夫だったから今回も大丈夫」と安心してしまう傾向があるといわれています。これを正常性バイアス(思い込み)といい、防災心理学では注意を促しています。
防災シェルターを用意していても、防災シェルターに逃げられるから大丈夫とのんびり構えていたら意味がありません。一刻も早く防災シェルターに逃げて、様子を確認することをおすすめします。
まとめ
災害発生時は情報が少ないなかで決断しなければいけません。あいまいな情報だけを元に短時間で、もしかしたら瞬時に生死を分ける(かもしれない)決断をしなければならないのです。
常日頃から、万一の場合をイメージして、災害に備えてみてはいかがでしょうか。危ないと思ったら防災シェルターに逃げる、被害がなくても安心して逃げられる場所があってよかったと思うくらいがちょうどよいと思います。防災シェルターの生活と価格もイメージしてみてはいかがでしょうか。価格はお問い合わせください。