常にいざと言う時のための対策は必要ですが、上手に備蓄をするというのは難しく、食品などは賞味期限などの管理も怠りがちです。
それを一気に解決する、ローリングストック法という考え方をご存知でしょうか?
備蓄の問題点とは?
備蓄は、「災害時における、最低限生きていくために必要なものを自分で確保する」ために必要になります。
備蓄をしている人は多いかと思いますが、備蓄の問題点として「賞味期限切れ」「備蓄用の食品の価格」の問題を挙げる人がいます。
備蓄用の食品は長期保存可能ですが、結構価格が高いものが多いです。
非常品持ち出し袋などに入れて保管をしていると、賞味期限などに気づかず、災害時に使いたいと思った時に賞味期限切れで食べることができなかったという人もいます。せっかく備蓄をしていても意味がありません。
災害時に過ごせるような場所、防災シェルターがあったり、備蓄品が確認しやすい場所に保管されていればチェックもしやすいですが、部屋の隅、ぎゅうぎゅうに入れたリュックの中、押し入れなどに入れている場合はチェックもしやすくはありません。
定期的にチェックをすることが推奨されていますが、備蓄品の管理を徹底することは難しく、賞味期限まで確認というところにまで目が届きません。
防災シェルターがあれば災害時はとても安心ですが、実際に防災シェルターを持つ人があまりいないのが現実です。
ローリングストック法
「賞味期限」「備蓄品の価格」を解決するのが、ローリングストック法です。
ローリングストック とは、日常的に食材(加工品)などを「少し多めに購入」し、使ったら使った分だけ購入、常に一定の量の食材を備蓄しておく方法で、日常生活で消費をしながら備蓄をしていくことです。
備蓄の新しい方法として紹介されることも多くなりました。
価格が安い時にちょっと多く買ったものを、毎日の生活で使う、使った分だけ買い足す。
利点としては、わざわざ備蓄用として用意することがなく、備蓄品の鮮度を保て、いざと言う時に日常と同じように使うことが可能になります。
ただし、日常的に使うものを備蓄として利用する(利用している)意識がないと、ちょっと多めにするということを忘れてしまうかもしれないので注意が必要です。
まとめ
ローリングストック法について紹介しました。
備蓄に対する考え方を変える方法であり、備蓄品の賞味期限を防ぐためにおすすめの方法です。
もしもの時の備えをすることは必要ですが、無駄なく備蓄をしたいものです。
ローリングストック法を利用して、安心安全な備蓄をしていきましょう。