地震や台風などの自然災害で停電になった場合、困らないように備えておきたいものを準備しておきます。
もし、停電になったときが夜であれば、なおさら、慌ててしまいます。そこで慌てないために今から準備しておきましょう。
停電の状況と原因
周りの状態から停電状況を確認する。
もし、停電してしまったなら原因がいくつか考えられます。慌てず、その時の停電状況を観察して、次の対策を立ててください。
自宅だけの停電
自宅だけが停電している場合は、照明器具の故障やブレーカーが落ちていることが考えられます。
もし、他の電気製品が使えている場合は、照明器具の故障や電球が切れていることが考えられますので、照明器具の修理か購入を検討して見てください。電球が切れている場合は、電球の交換が必要です。
ブレーカーが落ちている場合は、分電盤のブレーカーを上げることで解消されます。
周辺一帯が停電していて、真っ暗な状況の場合
災害によるトラブルや工事などにより停電している可能性があります。
災害による停電の場合は、電力会社が送電を止めている場合と電力の送電線が切れてしまっている可能性がありますので、復旧までに時間が掛ります。
もし、スマホが使える状態ならば、スマホから電力会社のホームページをチェックすることで停電の理由が分かります。
※地震での揺れのあと、停電したのならば、無暗に動くと割れたガラス破片で足を怪我する可能性があるので、必ず、靴を履き、懐中電灯にて確認の上、移動するようにして下さい。
停電が起こるとどうなる?
停電が起こると当然、電灯やテレビはつきません。それよりも、もっと困ったことが起きます。
冷蔵庫が使えない
これが自宅での避難中では、もっとも困ったことになります。
まず、冷蔵庫の生の食料品から食べていきます。
食料品が腐る前に食べていきます。ペットボトルや常温でも腐らない食料品は冷蔵庫の外の涼しい場所に保管します。
そして、冷蔵庫のものがすべてなくなったら、冷蔵庫を空けっぱなしにして食品のニオイを出します。
また、冷蔵庫で作られたある氷は解けるまで腐りやすい食品の下に置きます。そうすることで、少しでも食料品を長持ちさせます。
電灯が点かない
どうしても暗いと人間は、不安になります。食事をするときも暗いと食欲が進みません。
ただ、懐中電灯で一点を照らすのには良いかもしれませんが、部屋全体を照らすのには心細いです。
テレビなどの情報がわからない
私たちは、日頃からテレビのニュースなどを通じて情報を仕入れています。その情報源を絶たれてしまうと、ひとり取り残されたような不安な気持ちになります。
クーラー・暖房機が点かない
夏場であればクーラーが効かず、冬場では暖房が効かないということになります。
スマホ・携帯電話の充電ができない
いつまでスマホ・携帯電話のバッテリーが持つのか心配です。これらのモバイル機器が無くなると外部との連絡が途切れてしまいます。
停電時に備えておきたいもの
停電時にどうしても必要な備えておきたいものがあります。
懐中電灯・ランタンなどの明かり
停電時には、夜になると明かりがないと不安になり、気分的にも落ち込みます。また、何か作業をする上でも明かりが必要です。
停電時の懐中電灯は一番必要なもののひとつです。また、夜の食事時間に、部屋全体を照らしてくれるランタンもあれば便利です。
多機能ライト・ラジオの複合機器
懐中電灯とラジオ、それに簡単なLED電灯が付いている多機能ライト・ラジオがあれば重宝します。
それにスマホを充電出来るUSB端子があれば、スマホや携帯電話が充電できます。
また、この機器にはソーラー充電器や手動充電機が備わっており、機器そのもので充電機能も持っています。
蓄電池・V2Hシステムがあれば
蓄電池・V2Hシステムがあれば、ある程度、生活に不可欠な家電が使えます。但し、停電がいつ終わるか見通しの経たない間は、本当に必要なものだけにしぼりましょう。
防災シェルターを備えるための価格調査
停電時に新たな地震が起こるとも限りません。そのためにも、自宅を強化しておく防災シェルターを検討して価格調査をしておきます。
停電時に行うこと
停電時に電気が復旧するまでに二次被害を出さぬためにしておくことがあります。
家電のコンセントを抜く
停電が終わり通電が始まった際に起こる通電火災を防ぐために、家電のコンセントを抜いておきます。
まとめ
ライフライン(電気・水道・ガス)の中でも電気の復旧が一番早いと言われています。
しかし、東日本大震災では、【電気】1週間、【水道】3週間、【ガス】5週間でライフラインが復旧しました。電気の最低までは約1週間は持ちこたえなければなりません。
そのためにも蓄電池・V2Hシステムがあればいくらか楽に避難生活を過ごせることになります。