災害時に必要なものは何でしょうか。
避難所で過ごすために必要となるものは、災害が起きてからでは準備できません。いつ災害が起きてもいいように日頃から備えておくことが肝要です。
避難者共通の持ち物に加えて、女性、子供、高齢者に特有の持ち物があります。今回はそんな持ち物の数々を紹介します。
女性
女性の場合は、生理用品やどこでも着替えができるアイテムを用意してします。
避難生活は数日以上続くことも考えられるため、急なことに対応できるようにしておく必要があります。
避難所には更衣室がない場合もありますが、2016年の熊本地震の際には、女性から「異性の視線が気になる」と不安の声が上がりました。
こうした場合を考えて、女性の場合は上から羽織って中で着替えられるものを用意しておきます。
上から羽織れる衣服の他、ラップタオルやケープなどもおすすめです。
子供
子供を連れて避難所で生活をする場合に備え、簡易トイレやおむつ、ミルクなどを用意しておきます。
避難所では他の避難者との共同生活となるため、トイレに行きたくても混雑状況によってすぐには行けない場合もあります。
そんなときに便利なのが、簡易トイレです。
簡易トイレとは、プラスチックや段ボールでできた小さなトイレのことで、排泄物は凝固剤で固めてから処理します。
赤ちゃんの場合は、おむつやミルクなども必要です。他にも母子手帳やビニール袋なども持ち出せるようにしておきます。
子どもは成長が早く、あっという間におむつや服のサイズが小さくなるため、成長に合わせて定期的に防災グッズの更新をします。
普段から食べているおやつや着慣れた服などを用意して、できるだけ普段と同じ環境を作ってストレスを軽くしてあげます。
高齢者
高齢者は、毎日飲む薬や老眼鏡、入れ歯洗浄剤、大人用のおむつなどが必要です。
その他杖や補聴器の予備など、自身の健康状態に合わせたものを用意します。
ないと生活が難しいものを優先して用意し、持ち運びに無理がない重さに留めます。
避難所に行かなくても済むためには
ここまで、避難所での生活をもとにした紹介をしてきましたが、避難所に行かなくても済む便利がものがあります。
それが防災シェルターです。
防災シェルターがあれば、安心して、知らない人の目を気にすることなく、過ごすことができます。
価格が高くて手に入れられないのでは、と思うかもしれませんが、様々な価格帯のものが用意されています。
是非購入を検討しましょう。